上顎洞癌(副鼻腔癌)

上顎洞癌(副鼻腔癌)

上顎洞がんは、鼻の中では最も多いがんです。

鼻腔のまわりには、副鼻腔と言われる空洞が、左右4つ存在します。

そのうちの1つである、目のくぼみの下の空洞にできる悪性の腫瘍を、

上顎洞がんといいます。


発症率は年代別にみると、40代から60代に多く、

男女比では、女性に比べ男性は、約2倍のリスクがあります。


そして、これらの原因の1つとして、慢性副鼻腔炎が考えられます。

その他、可能性は低いですが、ヒトパピローマウイルス、

金属のクロームなども考えられます。


初期症状は、ほとんど自覚症状がありません。

進行し、腫瘍が大きくなってくると、鼻づまり、血液の混ざった鼻汁、

頬の腫れ、頬のしびれ、歯痛など、さまざまな症状があらわれます。

しかし、症状に気がつくようになったころには、かなり進行しており、

初期症状が感じられないので、早期発見が難しいがんです。


治療方法は、腫瘍が外から見えている場合は、そこから腫瘍をとり除きます。

しかし、見えない場合は、上顎洞を切開することになります。

また、近年はできるだけ上顎を温存する治療が主体となってきていて、

放射線療法や、抗がん剤治療を併用する場合もあります。


幸い、上顎洞がんでは、放射線治療や抗がん剤の効果もかなり期待できます。

また、医療の進歩により、治療成績も向上してきている部位です。


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