中皮腫
胸膜、腹膜、心膜などの膜をおおっている中皮細胞からできるがんを、
中皮腫といいます。
なかでも、胸膜からの発症が、最も多くなっています。
そして、中皮腫になる主な原因は、
アスベストの吸引と言われています。
吸引した期間が長く、量が多いほど、発症のリスクが高くなります。
また、アスベストは、
曝露して発症するまでの期間が長いのが特徴で、
発症するまでに、約20年から40年かかります。
中皮腫の発症率は、性別で見ると、男性に多く、
女性の約3倍です。
そして、年齢別でみると、65歳以上に多くなっています。
日本で、アスベストの輸入量が最も多かった年代が、
70年代ということを考えると、
今後、ますます患者さんは、増加する傾向にあります。
中皮腫の場合、初期症状はほとんどありません。
しかし、進行し、大きなかたまりになると、胸痛やせき、
呼吸困難などの症状が現れます。
治療方法は、初期であれば外科療法が有効です。
それに加え、場合によっては、
放射線療法や化学療法も併用します。
また、進行し、手術で取り除くことができない場合も、
放射線療法や化学療法を行います。
中皮腫の治療は、治療方法が確立されていないので、
これらの治療を組み合わせて、新しい治療を行うこともあります。
どのような治療を行うかは、担当医とよく相談したうえで、
納得のいく方法を選択しましょう。
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