直腸癌
直腸がんとは、大腸のなかでも肛門を入ってすぐのところから、
S字結腸までの間にできるがんのことをいいます。
発症率は、年齢別にみると、50代から60代に多く、
性別でみると、女性に比べ、男性の方が高くなっています。
そして、大腸の中でも、約7割は、
肛門に近い場所である直腸やS字結腸に集中しています。
その原因として、肛門に近い場所のほうが、便の滞留時間が長いことや、
便の中での発がん性物質の濃度が高くなることなどが考えられています。
また、食の欧米化も、腸に負担をかけていることから、
リスクを高めています。
初期症状は、ほとんど自覚症状はありませんが、
血便によって気がつくことがあります。
直腸あたりの腫瘍が原因の血便は、
色が鮮やかであることが特徴です。
また、下痢と便秘を繰り返したり、便が細くなったり、
残便感を感じることもあります。
さらに、進行すると、腹痛、体重減少や極度の疲労感、
食欲不振などの症状が現れます。
これらの症状を少しでも感じるようなことがあれば、
できるだけ早く受診しましょう。
主な治療方法は、外科手術になります。
それと併用して、化学療法や放射線療法を取り入れることもあります。
そして、現在は、外科手術の方法も変化してきています。
昔は、がんを完全に取り除くことに力を入れすぎたため、
切除する部分が大きくなり、人工肛門になる人もたくさんいましたが、
現在は、できるだけ肛門や神経を残す機能温存手術が、
積極的にとり入れられています。
最近は、治療の選択肢も広がっているので、
担当医と相談の上、自分にあった治療法を選択していきましょう。
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